超個人的入力機器物欲事情

Mac、PCのどちらにせよ。
仕事なりプライベートなりで日に何時間も使っている人で、
本体には金をかけるのに入力部分は適当に済ます人が多いのは理解が出来ない。
数千円の出費で劇的に機能や感覚が改善するのに
何故1500円の純正キーボードと1000円のマウスを使い続けるのか。

入力機器について思うことを、というか今僕が欲しい入力機器への重い想いを
あたかも居酒屋で勢いよく語るかの如く書いてみる。長いので読み飛ばし推奨。
こんな話を飲みながらしたらどん引きしたあげく二度と飲んでもらえそうにないからblogに投げるのだ。
友達がただでさえ少ないのに飲めなくなったら大変に困るし寂しい。


その1:ぼくのほしいさいきょうのキーボード

会社で使うWindowsマシンのキーボードがしっくりこない。誤入力が多い。
DELL純正のキーボードが付属されていたが、テンキーまであってデカすぎるので、
個人で導入したELECOMのTK-FCM005BKを使っている。
こいつはコンパクトでキー配列も悪くないが、
キータッチが惜しいのと、ケーブルが右にでるためマウスにひっかかってうっとおしい。

しっくり来ない感というのはうまく言い表せないが、
タッチタイピング時の指の運びが自然に流れるかどうか、ということではないかな。
ぐわーっと適当な文章を打つときに間違ったキーをタイプしたり、
タイプしたつもりが押されてなかったり、
タイピングにに余計な力が必要だったり、
ということを感じるならば、しっくり来ないキーボードを使っていると言っていい。

或いは駄目なキーボードながらも長年使いこなすことでほとんど不満が無くなると言うこともあるだろうが、
しっくり来るキーボードを触ればもっと良くなる。疲れにくくなる。

テンキーレスがいいのは個人的な理由だ。
個人的にはテンキーは頻繁に使うものではない。
なのに右手マウスまでの距離が遠くなるのが嫌だ。
タイピングしたポジションからカーソルキーや数字キーを超えてマウスにたどり着くまでの距離が嫌いだ。
マウスからタイピングポジションに戻るのにも同じ距離がかかる。往復何センチだろうか。
この距離感になじめず、どうも肩こりにもつながってしまい、
DELLのキーボードをぶった切りたくなったが会社の備品であるしあきらめたので
とりあえずのその場しのぎで2000円を切る価格の上記キーボードを買ったのだ。

エクセルなどでどうしてもテンキーが必要な場合orテンキーのほうが楽な場合はどうするか。
USB外付けテンキーは常備してあり、必要な際は左手で操作する。
つまり右手にマウス、左手にテンキー、真ん中にテンキーレスキーボードの3頭体制である。

エクセルの操作を考えるとファンクションキーも必要。F2とF4は頻繁に使うよね。
これが理由でHappy Hacking Keyboardみたいな超コンパクト型が選択肢に入れられない。
その他のキーも含め、fnキーと組み合わせての入力は最小限にしたい。

ということで欲しいキーボードの理想は、
テンキーレス&アイソレーション型でキー配列に変な癖や省略がないもの。
(アイソレーション型とは、キーがそれぞれ独立しているもの。まさにAppleのキーボード)
自宅はMacbookAirもしくはApple Wireless Keyboardだから問題無し。

しかしながらここで登場する真のさいきょうは、
MacbookAirのモニタを取っ払ったアルミ製トラックパッド付きキーボード。これだ。

2万円までなら即買うからApple社は迅速に出して欲しい。
4万円までなら各方面へ土下座して買う。
今のAirが要らなくなったら自力でモニタを外してどうにか使いたいくらいだ。

大きめトラックパッドと薄くコンパクトなキーボードの組み合わせは非常に入力しやすく、
MacbookAirを使っているとマウスはAdobeのアプリを触る時位しか使わない。
そろそろAppleキーボードをWindowsで使うことも検討しているくらいAppleの打鍵感はフィーリングが合う。
Wireless keyboardとMagic Trackpadを合体させて使うためのフレーム製品を海外にちらほら見かけるが、
フレームの分厚く重たくなるので却下だ。意味が無い。
配置そのものは確かに理想的だが、分厚くなったら全く駄目だ。薄くシンプルなのがいいんだ。

薄いキーボードの良さは、手首の負担が軽いことに尽きる。
キーボード用の手首置きなんていう商品が売れることから考えても、
普通のキーボードは打鍵面が高すぎるのだ。
機構上多少の厚みは仕方ないとしても、薄いに超したことは無い。

既存製品から探すと正直Apple keyboardがかなり理想に近いのは間違いない。
間違いないが、キー配列がwindowsと異なるためカスタマイズが必要であり、
テンキーレスタイプはbluetoothのワイヤレスタイプしか取り扱いが無い。
テンキーレスのUSB接続型は絶版になってしまった。
会社で使うようなDELLのPCにbluetoothなんてものが入っているわけが無く、
USB接続タイプの在庫を漁ろうにもややプレミア価格となっており手を出しづらい。
bluetoothアダプタを付けることも考えないでは無いが、最終手段として残しておきたい。

Microsoftからエルゴノミクスデザインのアイソレーションキーボードが出ているが、
僕はあの手のグニャグニャしたデザインが気にくわないので触る気にもなれない。

色々と検索した結果、シグマAPOシステム販売㈱というSIGMAのレンズ名みたいな会社から、
見た目上は理想に合うキーボードが発売されていたことが分かった。
が、倒産して在庫が無くなってしまった。なんと惜しい事よ。

結論。Appleはトラックパッド一体型薄型キーボードを作れ。今すぐだ。

その2:ぼくがつかいつづけたいおきにいりのマウス

5年程前に買ったLogicool社のVX nanoというマウスを大変気に入っている。
必要十分な5ボタンと、高速スクロールに便利なホイール、手になじむサイズが素晴らしい。

正直このマウスさえあれば、向こう10年は自分的マウス部門は安泰。
これに出会うまでに試したマウスは全て忘却の彼方へ消えた。
世の中にはデカい多機能マウスが溢れているが、
モバイル用製品カテゴリのこれに偶然出会ってから、マウスで悩むことが無くなった。
家でも職場でも使いたくなって、立て続けに二台購入したくらいだ。

スクロールホイールが良く出来ていて、
普段はかちかちとクリック感のある一般的なスクロールホイールだが、
ホイールクリックするとクリック感が無くなり勢いよく回転する高速スクロールホイールとなる。
エクセルで1000行とかワードで数十ページとかぶっ飛ばしたいときに大変便利な代物だ。
ホイールクリックする毎に両者が切り替わるので、好きなタイミングで好きな方を選びながら使っている。
これ無しには生きていけない。

しかし悲しいかな、よく使うモノはどんどん劣化してしまう。
ゴリゴリ使い続けた結果、既に一台は反応が悪くなり、MacbookAirのトラックパッド補助に格下げ。
そして最近、仕事で使うもう一台にも故障の兆しが見え始めた。これが使えなくなるのは困る。

VXnanoは生産終了品であり、もはや在庫限りしか取り扱いがない。
USB接続のApple keyboardと同様、やや高めのプレミア価格となっている。
修理部材も無いらしく、修理に出しても後継機が送られてくるらしい。

となると選択肢は2つ。
VXnanoの在庫を探して買い占めるか、後継機もしくは代替機を検討して乗り換えるか。
マウスのフィーリングはPCを使う全ての作業効率に直結する。
要件はポインタが思い通りに動き、スクロールや拡大縮小がびしっと決まり、それでいて軽く持ちやすいこと。
これを満たすのはなかなか難しい条件だ。

後継機と言われるLogicool M905を触ってみたが、バッテリが単四から単三に変わると言うことで、
ちょっと重くなるのが気になる。
戻る進むの2ボタンも人差し指から親指に位置が変わって使いやすさの判断がしづらい。
翻ってVXnanoはもはや取り扱い店舗が殆ど無く、値段が高止まっている。
M905との価格差は最安値の5500円と比較して3000円程度高くなる。

Logicool以外のメーカーに目を向ければ、例えばmicrosoftなんかも様々なマウスをだしているが
microsoft製のマウスはホイールがクソだ。クリック感がまったく無い。
あんなふにゃふにゃしたホイールを使っていたらストレスが溜まる。
microsoftはキーボードも駄目だがマウスも駄目だ。

仕方がないので、VXnanoの在庫があり、
現在使っている機体が使えるうちに安いM905を買い、一月ぐらい試すのはどうか。
などと考えている。

結論。はよ跡継ぎを決めろ。


ぼくのほしいそこそこクラスのペンタブレット

作図、作表にイラレを使うことが意外と増えた。日常的に使っていると言ってもいい。
細かくアンカーポイントを打つ作業が結構あって、ペンタブがあるとええんでないのと思うことが多い。
左利きの僕は、右手にマウス、左手にペンタブ、間にキーボードなんてことが容易に出来るのだ。
(右手マウスをごく自然に受け入れた昔の俺は偉い。)
右利きの人は、PCを利き手で操作しなければならないのだけど、左利きの僕らとは感覚が全然違うと思うよ。

利き手が自由ならば、マウス中心でイラレ作業を行うのは非効率な気がする。
今はキーボードショートカットを左手で操作しながらマウスを右手で扱っているが、
ペンでアンカーポイントを打てればもっと早く正確になりそうだと感じる。

ペンタブもずいぶん安くなったし、Wacom Bambooにはタッチパッド機能も付いていて、
電気屋で試用したところ反応も悪くなかった。

intuosは高すぎるので却下。欲しいサイズはBamboo Medium。およそA4一枚分弱だ。
家にしろ会社にしろ、幸いデスクスペースには余裕があるので設置場所には困らない。
でも家の中では使う予定がない。絵を書くにしてもまずは紙ベースで練習してからだな。
がっつりイラレを使う仕事の受注次第で買うかどうかを決める予定。
欲しいのはやまやまだが欲しい物がやまやまなのだ。

結論。働け。

3件のコメント

  1. 2年間愛用していたVXnanoのクリックが馬鹿になったので、仕方なくM905を買いました。

    切り替えた直後は単三の重さで肩が凝って大変でしたが、3日で慣れます。

  2. そうなんですクリックが馬鹿になりつつあるんですよ。
    M905も慣れ次第ってとこなんですね。
    単四電池機器が充実しちゃってて惜しいのですが、ひとまずはM905があると思って気楽にすごそうと思います。

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