数日持ち歩いてみたけど、PentaxQ10さんは至極いい。
とりあえずiPhoneで撮っておくかー、という場面がほぼ置き換わった上にもっと沢山、気持ちよく撮れるようになってきた。
どこにでも持ち歩ける携帯性と圧迫感の低減。
今回Q10を選考するに当たって一番重要だった点がこれ。
通勤時や休日にちょっとした買い物に行くような時、K-rを持って行きたいのはやまやまだったけど出来なかった。
書類や弁当などと共にK-rを入れれば鞄はそこそこふくれてしまうし、何より重い。
それに、ちょっと撮りたいと思ったときに一眼を出せるシチュエーションってのも結構限られる。
周囲に警戒されずにさらっと撮りたいなあと思いついたとして、
例えば今の時期なら店頭でささやかに飾られるイルミネーションや、
しんしんと降り積もる雪と街並みなんかをちょっと構えてさっと撮るスナップをしたいのだけど、
周りに人がいるとなんとなく憚られるんですよね。
それこそ撮る方向に女子高生が歩いていたりした日にはちょっとした変質者ですからね。
おまえなんか撮らない俺はあのイルミネーションと建物が撮りたいんやって言ってやりたいけど多分通用しない。
ほんとうにあぶない。
かといって、iPhoneで撮るのも物足りない。機能面のこだわり。
iPhoneも画質は悪くないけど、ピントや絞りを自由自在に調節出来ないし、ホワイトバランスも盛大に迷う。
ピントや絞りを合わせて思い通りに撮ってこそだ。設定をイジイジするのが楽しいんだ俺は。
コンデジなら何となく圧迫感が少ないだろうなあと思っていたのだが、パワーズームが嫌いなんですよね。
遅いのよ。本体の起動が速くても画角が合わなきゃ意味が無い。
撮りたいなあと思う頃には画角だってイメージ付いているんだ。間違うことも多いけど。
すると、起動してからちまちまレバーを動かすのってすごくイライラするんですね。
GX200でもずっと不満だった。
(カスタムメニューが優秀だったから好きな画角を割り当てて解決していたけど)
Fujifilm のXF1はかなりポイントが高かったけど、もう少し望遠が欲しいなと思っていた。
もしもう1台コンデジを選んでいいぞって言われたら欲しいかも。
あとはゴミ。
GX200を泣く泣く手放す原因になったのがセンサー中央についたゴミなんだけど、
コンデジはどうしてもセンサーに手が届かない。
2度分解修理を試みたが、結局センサーまでは見れなかった。
GR Digitalはセンサーまで行ける事例があったんだがGX200はズームレンズなせいか複雑すぎた。
ゴミは毎日使っていればどうしても入ってしまう。
我慢できる場所なら良いけど、GX200の時みたいにセンサー中央にどかんと付いて青空の真ん中が黒くなってしまう悲しい画像を見るとね。辛い。
これまでのだらだらしたトークをまとめると、
・どこにでも持ち出せて
・設定が自由自在で
・画角も思い通り
・さらにレンズが交換式!(センサーに手が届く)
ならばQじゃないですかとなったのです。
QとQ10は正直相当迷った。前の記事でも書いたけどexcelで価格検討しまくるくらい迷った。
デザインは意外とどちらでもオッケーで、質感はQがいいけど、ボタンはQ10のが使いやすいかな。とか。
決めての一つはデジカメWatchのこの記事。
長期リアルタイムレポート PENTAX Q10【第5回】
このホワイトバランスを比較した感じで、Q10のが好みだった。
そんなこんなで選びましたQ10。
まだまだ気づいた点があるので、それはまた酔っぱらったときにでも書きたい。
ということで撮った写真をどうぞ。
小さいなりにポテンシャルたっぷりな気がするので、もっと上手く撮ってやりたいなあ。
バーです。暗くても撮れるのがありがたい。ISO1600だったかな。
小さいカメラだからか、トイカメラ的にクロスプロセスを割り切って使える。面白い。
夜景なのにノイズが少ない。GX200なら死んでた。あと、ホワイトバランスがあまり迷わない。
ピントリングが常時動かせるので、ちょっと玉ボケで遊んでみましょう、みたいなのも直ぐに出来る。素晴らしい。
06TELEPHOTOレンズは寄れないけれど、明るいまま望遠出来るので色々と捗る。
秋吉でだって取り出せる。
こういう時に一眼は出せないですから。
しかしまあ、夜と早朝の写真ばかりでワロタ・・・ワロタ・・・
三脚使用なんですか?