バトルシップは最高のB級映画。

なんとなくぶん殴られそうになったら1tのミサイルでぶん殴ってやれ!
iTunesレンタルで観たバトルシップが最高でした。
俺たちのアメリカここにあり!(マッチョな意味で)

ダークナイトが大好物な俺が言うのもなんですが、
最近のアメリカ映画に足りなかった、“バカだけど強え!馬鹿だけど無敵!”な成分が存分に詰まった映画です。
最高だぜバトルシップ。

こういう映画を観ると、リアルってなんだろうと思うのです。
厳密な観点で言えば設定に矛盾がありまくる。
劇中に表現される敵さん視点では、武器或いは敵意に反応して攻撃しているだけなのに、
なんでこんなに地球人は敵対的なんだろうと考えているはず。

地球から電波が来たから来てみました。
ただどんな危険がまっているからわからないから、
通信手段(通信艦)と
攻撃手段(バトルシップとバリア)は用意していったけど、
先制攻撃する意図は無いよってな状況のはずです。
冷静に、後から観ればね。

チャイナに落ちた通信艦は彼ら視点から言うと、
電波の発信源に向かって突っ込んで行ったらただの通信衛星で、
たまたま通信衛星にこっちの通信艦が当たって
墜落した艦がチャイナに落ちチャイナなだけなのに、
10億20億の人口の国が2万3万の事故でつべこべいってんじゃねーっていう気持ちでしょう。
(※本当に、映画的視点での話です。実際の事とは切り離してください。)

そんな、自分の所の通信艦が長征の末に事故って墜落していて、
ようやく着水した海域では大規模な軍事演習(相手からしてみれば、超よく出来た迎撃態勢)の真っ最中。
母星との通信手段は、最早ワイハの電波塔しかない。
母星との通信の為に余計な電波は排除したいからバリアを張ったけどそれは地球人にはひどかった。
どうしろというんじゃというのが正直なところでしょう。
最初に落ちた場所さえ悪く無ければ、きっと友好的に分かり合えただろうに。。。。

だーかーらーこそ!この映画のB級っぷりが際立つ。
どうでもいいスローモーション。
敵方の最強兵器がミサイルでもレーザーでもなくただの高速回転ギアマシーンなところもいい。

だが、

ともかく、

老兵復活のシーンが大好きだ!
ロックンロールしようぜ!
ここは近年稀に見るベタなドヤな盛り上がりシーンだろう。

ダークナイトなら、これだけの空白時間があったなら、敵方の攻撃性向の分析に使う。
そしてきっと、敵方はリアクションしかしていない事に気がつくのだろう。
其の上で戦略を決定する。

だがバトルシップはバカだから大砲を撃たねばならない。
お互いド派手に登場したいから、敵方もこっちを認識出来ない、
目視の距離感での殴り合いを演出するわけです。

よく考えてほしい。
多数の惑星を侵略した経験がある外敵なんてどれくらい有るのでしょうか。
「宇宙戦争」は予想外で未知のウイルスが侵略を阻んだってことになっていて、
その一点で我々は駄作だのなんだの議論している訳です。
あっちだって、多分初体験だよ。外敵に侵攻するの。
仮に今の日本が外星から信号を受け取ったら、もみ消すか、ぐだぐだ議論して出征するどころの騒ぎじゃない。
そのプロセスくらいはすっ飛ばせる外敵だったけど、
さすがに相手が準備万端で通信手段は失って不利な海戦で勝てる程では無かったってことだ。

いいなあと思ったのはテンションの高さだけじゃなくて、
テンションにまぎれてセンシティブなところにつっこんだ表現だ。

過去のチャンピオンとは言え、両足義足のキャラクターが地球を救うというのは、
いくらハリウッドと言えど無理があった。
だがバトルシップは軽々と納得しやすいシチュエーションを携えて超えてきやがった。
すばらしい。

だからだろうか、終わりもアッサリとしている。
盛り上がるだけ盛り上がったら、あとはもう分かってんだろっていう展開。
余計に引っ張らない。これもB級映画の良い所だ。

そしてなにより、2の存在を意識したエンディング。
これがあってこそB級はその完成をみる。
というかあたりまえだ。
先遣隊が全滅して何の報告もよこさず帰ってこなかったら、
普通は全力を持ってアクションするよ。
地球オワタさよなら。バトルシップ2。
ってなもんだ。

あとあと提督がバットマンシリーズのラーズアズグールでおなじみ
リーアムニーソンなので、ダークナイト好きにはたまらん。
娘役もけしからんムチムチ美人さんだし、、、
軍艦をも意のままに動かす陰の軍団、、、
はよダークナイトは討伐すべきだ。

はあ。映画っていいですねえ。

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