筆者を招いて飲ませて語らせたいマンガ『山賊ダイアリー』

公私ともに色々忙しくて中々ブログ書けないでいたらすごいのに出会った。

イブニング|山賊ダイアリー|作品紹介|講談社コミックプラス
イブニングKC
山賊ダイアリー(1)
著者:岡本健太郎
発売日:2011年12月22日
定価:570円(税込)
ISBN:
978-4-06-352391-1

山賊といえばキラーマシンさん。弓にナイフに、猟の装備は充分です。多分レーザーも出せる。

タイトルまんま。狩猟のお話。
猟から解体、調理までを淡々と描く肉食系狩猟マンガである。
主に、銃による狩猟に関するお話だが、これはまだ第一巻。今後はきっと弓にナイフにレーザーが出てくる事だろう。

しかしこの淡々とした描きっぷりはすごい。僕の日常には全く無いのに、この日常が普通だと思わせられる。
免許取得のあたりは運転免許でも取るかのような雰囲気で、なんだか銃猟免許を持っていないのが恥ずかしくなる。

マンガなので内容に触れづらいのだが、カラスに関する項はとても面白かった。
というのも、僕らが日常接し生態を少しでも理解する動物なんてせいぜいカラスであとはペット系くらいだ。
そのカラスを食べる。この人すごい。
カラスを見ても鶏肉が飛んでいるとは僕は思えない。
この人は思う。本当すごい。あたまおかしいとしか思えないけど、ヒト種ヒト族として正しいのはこの人の方だろう。

最近、肉解体系の記事を目にする機会が多くて、興味本位で買ったマンガだったけど大正解。
パンチェッタやカモの燻製は大好物だが、もとは動物でしたってのは切り離して考えている。
このマンガはあっさりと繋げてくる。カラスのエピソードのせいかびっくりするくらい、あっさりつながってしまう。
変に写真やビデオで説明されるよりも、こうやって日常を描かれた方が繋がるんだなあと感心した。

マンガとして評価すると、絵もコマ割りも平凡ですが、それがいい。

同じステージには立てないけれど、カメラで鳥を撮るのと銃で鳥を撃つのは大体同じベクトルにあるんじゃないか。
ということを今日たまたま撮った鳥を見て思った。
この鳥がなんという種か、わからないうちは一生山賊にはなれないのだけど。

あと著者のブログは酷い感じだった。
ちくしょう。もっと猟師っぽくしろや!その普通な感じがいいんだけどな!
岡本健太郎のブログ

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