雪の大谷の高さは15〜20m位だって聞いておりまして
そんなに雪が積もったら普通は色々とあきらめるものですが、
よっしゃ富山と長野を繋げようじゃんと掘って道を造れば年間100万人が来るんだからすごいもんです。
ということで、雪の大谷です。立山黒部アルペンルートです。
ゴールデンウィークを利用して行って参りました。
どえらい待ち時間だよ。暇つぶしとか持って行った方がいいよ。と脅されてたけど、
どえらいスムーズに見て回る事が出来て拍子抜けというか大変にありがたかった。
日頃立山連峰への敬意を表しまくってるおかげと思いますよ。へへ。
●
奥さんと唯一休みの合ったGW初日の土曜日、7時に自宅を出発して立山駅へ。
駐車場はちょっと遠くでしたが特に待たずに駐車できた。
立山駅。快晴。WAKUWAKUがとまりません。
アルペンルートってどんなものなのかいまいち分かってなくて、
雪の大谷を見るにはどこまで何に乗ったら良いのか。
どうやら室堂ってとこまで行けば見れるそうなので、そこまでの往復切符を購入。4000円強なり。
何に乗るかは分からず、用意されたまま流れに乗って行くのです。
まずはケーブルカーでございます。
【立山駅→美女平】
ケーブルカーは素晴らしい乗り物だ。メカメカしいものは大好きだ。
で、ケーブルカーで美女平に着いたらそのままバスに乗り換え。
【美女平→弥陀ヶ原、天狗平とかに途中下車可だけど全員スルー→室堂】
室堂まで50分位のバス旅であります。観光バスの車体なので楽チンだ。
楽チンすぎて早起きと相まって寝た。
道中のビューポイントを説明してくれるのをぼんやり聞いてたこれは称名滝。
バスの車窓から。富山方面がチラチラ見える。この時点で雪がすごい。
大谷はどうなっちゃうのか。
とかなんとか寝てるうちに室堂ターミナル到着。
そういえば服装はそれなりの厚着だったけどご覧の快晴で暑すぎた。
バスの車中から大谷見えたけどそれはそれ。
歩いてみるのがいいのさ。
雪の大谷コースとパノラマコースってのがあって、
こっちはパノラマコース。立山って言わなきゃ山越え中の聖地巡礼客っぽい。
剣岳。いつものぎざぎざがこんなに近い。
近くてもぎざぎざしててすごい。
見れば見るほどここに登る人はどうかしちゃってるんじゃないの(失礼)と思うのだけど。
そこに山が有るから登るのさっていうのも分かるが、
俺は見るだけで良いや。こわい。
さて大谷本番。
青い空。白い雪壁!でかい、でかいぞ。
壁はカッチカチに固い。よう削りましたなあ。
バスが小さくて笑える。今度雪が降ったらトミカ買ってミニ雪の大谷でも作るか。
最高地点は17mの高さだそうで。
グランドプラザが19mなんですよね。高いなあ。
バスが3mくらいだったかな。
ひっきりなしに来ます。流石観光地だわ。
天気良いもんだからみんなテンション高い。
カメラ持ってる率も高い。
中国人はコンデジかニコン。
日本女子はコンデジかオリンパスPEN。
日本男性はビデオカメラやデジイチ。千差万別。
年寄りはハイクラスデジイチ。
あと全体的に携帯で写メ。
って感じだった。目につく範囲の偏見だけど。
上の方を見るとちらほら登山している人がいる。
この雪の上を歩くなんてすごいなあ。生半可な装備じゃ行けないだろうな。
ところでカレンダーなんだよ。
降雪日の気候によって、固い雪べちゃべちゃな雪など様々あり、
それが地層のようになってますよという説明。
このカラフルな旗が境界らしい。わかりますー?
違いの分からない男がここに一人。
ただしこの線はブルドーザーで削ったときに出来たものだと思う。
これを掘って道を造るってのもすごい。上の方で歩く人もすごい。
この時点で10時過ぎ。8時半に立山駅を出て2時間経っていない。
今帰ったらもったいないし、もっと先まで行けそうだよねとなりまして、黒部ダムまで行く事にした。
追加料金一人6000円程。高いのか安いのか分からない。麻痺する金銭感覚。
室堂からは先へ進む。次はトロリーバス。
【室堂→大観峰】
トロリーポールバスは強いんだか弱いんだかわからない語感。
トロリーポールバス、子どもの頃に読んだ乗り物の本で紹介されてたけど、実物は見るのも乗るのも初めて。
奥さんにトロリーポールってこういう仕組みだぜってドヤ顔説明した。効果いまいち。
しっかしまあ、この単線トンネルを結構なスピードで走るのよね。
3台のトロリーバスが車間もそこそこに飛ばすわけです。バスが飛ばす。
運転席後ろの席をがっつり確保したお陰で景色がビュンビュン飛んでいく。
ライク・ア・タイムマスィン。
中間地点ではないが、途中箇所で反対のバスと行き違い。
これってタイミング合わせないといけないから、それぞれの駅でのオペレーションが大変だろうな。
あっというまに大観峰。
トロリーポールをじっくり眺めたいけど眺めたいけど次へGO。
先ほどまでのトンネルと打って変わって、大パノラマを征くのです。
そう。ロープウェーだ!イエー!
【大観峰→黒部平】
このロープウェーは途中に柱が一本も無いらしく、上下の駅間のみで架線を支えるすごいやつだ。
景観への影響も少なく、実際ロープウェーが通っているかどうかわかりづらい程。
ともあれ前方には山々!
奥立山の山というらしい。山を越えれば白馬やら大町やら。
第二の故郷長野県が待っているのです。
山。山。山。山ばかりだけどどれも違う。世界に一つだけの山。はは。
とりあえず黒部平駅に到着しまして、駅屋上は見晴らしが良いんですよ。
四方八方山山々。すがすがしい風が吹いてるけど、ちょっと標高も下がったしかかなり暑い。
CM。これは黒部ダムのダム湖。凍ってんの。もう五月近かったのにね。すごいね。
黒部ダム要塞も大分近くなってきた。俺の頭の中ではメタルギアのテーマが鳴り響くのです。
1〜3をやった身としては4買おうか迷う所。潜入したい。潜入してクレイモア置きまくって敵を殲滅したい。
さて、乗り物に戻りませう。
【黒部平→黒部湖】
初心に返るようなケーブルカーであります。
白シャツの子どもがフェンスから身を乗り出して注意され続けてたのに親が何も言わないの。
お前なんてケーブルカーのケーブルに引っかかってぐるぐる回っちまえ。
運良く扉の前で待ってたので一番後ろに立つ。
ホームと車両の隙間が広くてちょっと怖いくらいなのにかきわけて横入りしてくるおばはんがいて、
取っ捕まえて注意したがどこ吹く風だった。人種が違いすぎて信じられん。
気を取り直して計器。このケーブルカーはトンネルなので、見所は全く有りません笑。
とはいえ最後尾からドンドン遠くなる黒部平駅を眺めるのはああよくつくったもんだと感慨があるし、
わき水が滝のように流れてくる様は山すげーと、さすが川つくるだけあるわと。
5分程で黒部湖です。ここまで色々な乗り物に乗ってきたけど、バス以外はどれも5〜10分程度。あっという間。
待ち時間も殆ど無くてリズミカルに移動出来る。
急傾斜な感じが伝わりますでしょうか。
黒部湖駅から黒部ダム駅間は徒歩で移動です。
【黒部湖→黒部ダム】
流氷みたいになってる。見た事無いけど。
色合いが非現実的で、所謂HDR写真みたい。
換算23.5mmで撮ってるのに縦位置にしないとしたまで撮れない黒部ダム。
落ちたら死ぬけど非現実的な高さ。
4月末だから大分溶けたのだろうけど一面凍ってる。大自然すごい。
どこに行ったもんだかよくわかりませんが、とりあえず高い所に行く。
とすると、矢張り階段が出しゃばってくる。ダムダム君のさんぽみちって可愛く言ってもムダだ!
いい加減疲れ果てたのでお昼ご飯。
丁度12時くらいに到着した。順調ですなあ。
大沢野のぱんだぱんだというパン屋で仕入れたカツサンドが旨い。
先ほどのロープウェーが見える。遠くから見ると架線は消えるので車体が浮いているようだった。
軽食屋さん。
アルペンルートには食べものなんてないかもと思っていたら、随所に軽食屋があった。
そろそろセブンイレブンでも出来そうな雰囲気。
持ち込んだ方が安心だけど、いざという時の心配は要らない感じでありがたい。
ダムって大き過ぎて居場所が無い。こういう角っこに人が集まってた。
長野県大町方面からも続々と観光客がやってきた。
もしかしたら住所も長野県だったのかも。よくわからなかったが。
こちら側は暑くて、Tシャツでもいいくらいだった。
こんなもんどうやってつくるんだろう、ってのが黒部の太陽なんだが、
今我々の文明が失われて数千年後の時代に発見されたら、現代のピラミッドと同じような扱いになると思うわ。
この一本ぴょこって出てるのはかわいらしい。寒いとこだががんばって生きろ。
昼飯も食べたのでぼちぼち富山へ帰ります。
黒部ダムが暖か過ぎて正直昼寝したかったが、バスまではなんとか戻ろうと決死の覚悟で進む。
行きには気づかなかったようなディテールを楽しみながら戻るのがいい。
お土産屋さんや、立ち食いそば、ひたすら長い通路、展望台。
電車の駅みたいに画一的じゃなくて、乗車口も乗り物が違う分色々な形で、飽きない。
どんどこ室堂まで戻る。さっきみた雪の大谷やー。もう感動が薄いコンテンツ消費型社会にどっぷり使ったおれ。
いや、眠いからだもういいんだ、、、おやすみ、、、
立山黒部アルペンルートに初めて行ってきた!
雪の大谷も素晴らしいけど、道中の様々な乗り物や大自然の景色、働く人、行き交う多様な国籍の観光客、
見所が多くて1日じゃあもったいない感じだった。
今度は是非、弥陀ヶ原ホテルに泊まって夏の草花を満喫したいなー。
あとあと、大砲レンズは重すぎるんで18-250mmみたいな便利ズームが欲しい。
肩こりたいへんです。はい。
こんにちは、170-500mm検索でおじゃましました。
境遇が似ておりましたので親近感を勝手に思ってしまいました。
私も70-300のリーズナブルな物を物色中にハードオフで鎮座するデカイレンズ
を発見、なんと500mm、夢の500mm が 3万円 舞い上がって何も知らず
に衝動買いでした。
オートフォーカスが超遅くて驚きましたがこれで正常のよう・・・
私はこれでモトクロスとか動くもの撮ってますが納得がいくものは一割くらいの確立
ほぼピンボケと枠はずれの山です。
そのかわり決まった写真はさすがの超望遠ならではお写りです、プロっぽい?
すこし 50-500mmに浮気心はありますが 結果 いいレンズですよね、これ
に出会ってから撮影が楽しくてしょうがない。
また170-500mmでの写真楽しみに見させてもらいます。
>大砲同士さん
コメントありがとうございます。うれしいっす。
70-300から500に突っ込むあたりの感情は全く同じでそれだけで同士よと肩を組みたくなります。
10000~15000円の70-300mmに悩んでいる横に神々しい170-500mmですからね。
次にいつ出会えるか分からない500mmに理性なんてぶっ飛びますよね。
無限遠出てるのかな?って怪しく思うこともあるんですが、
仰るとおり楽しくてしょうがないです。
我々のように中古で安く買った組には最高に良いレンズですよ。
最低撮影距離が長すぎるんで50-500mmへの関心は同じく捨てきれません。
が、先立つものと妻の理解が笑
170mmの写真はすっごく良い感じ。
500mmは流石にぼやぼやしてるけど、400mmならまあくっきりという印象です。
兎に角撮れる写真が広がったのがうれしいレンズですね。
持ち歩いてスナップというレンズでは無いのですが、
ぼちぼちアップして行きますのでまた遊びに来て下さい。よろしくお願いします。
肯低头的人,永远不会撞到矮门。