シネマ食堂街に溶けゆくジローを見送る夜

トーキョーにいっちまうジローを男衆で送る会をやってきた。
夏休みの親戚宅に集合したけど手持ち無沙汰になっちゃったあんちゃんたちが
二階にあがってぐだぐだに飲む感じになって最高に楽しい夜だった！

一次会は真酒亭で。
日本酒に溺れた。溺れたので日本酒は撮ってない。
バイ貝、食べきったと思ったのにマスターが一振りするとワタがずるっと出てきた。



日本酒にあう料理はこれしかねえ！ってのしかでてこない。すごい。



酒銘柄一覧。富山のお酒をばしばし出して頂いた。



あやまりジロー。



二次会はシネマ食堂街へ。



なぜかぐるっと一周する。



ここで異世界スイッチが入ったんだと思う。



夜店を歩いていたら知らない路地に入ったような。



暑いしね、酔っぱらいだしね、すごい楽しさ。



よごれたネオンがうつくしい。



で結局、中華料理屋の二階座敷に落ち着いた。
窓全開できもちよかった。

二階座敷はほんとうにきもちよくて、
テーブルを囲んで思い思いなスタイルですわり、
瓶ビールをちっちゃなコップに注いで、
開け放った窓からは意外とすずしい風が入り、
扇風機は全開で首を振り続け、
場違いな地デジテレビからは何故かラブマシーンが流れて、
それを見る店員のばあちゃんは働かず、
ビールがなくなりゃ誰かが一階に取りに行き、
忘れたころに餃子やシューマイがやってきて、
夏休みに親戚が集まって飲んだ事なんて無いのに「あの頃」の思い出がでっちあげられてしまい、
迎えにきたというジローの彼女にも飲んでもらって、
もうまるで親戚一同に彼女を紹介するジローを質問攻めにするような、
いつの間にか疲れて寝るやつもいて、
なんというノスタルジックな夜。
もう一度やれといわれてもきっとできないだろう。
ジロー、東京でもがんばってね。