見ていないならもったいない!
明日の仕事が4時起きだもんで(つれーわー、まじつれーわー)
時差調整のため6時に起床した土曜休みの朝、
へへへ、誰も見てないんだし二度寝しちゃおうZET!
と悪魔も天使もささやくのを聞きながらふと外を見ると、
オレンジというには神々しすぎ、
黄金色というには輝きを表現しきれない、
そんな色が広がっていた。
慌ててカメラを取り出して、震えながらシャッターを切った。
今日のギザギザはちょっとありえない芸術品。MOMAに永久保存されルーブルに並ぶ勢い。
なんとか平にも朝が来る。雪化粧している様子がうっすらとわかる。
少しずつ空は白み始め、代わって雲が照らされていく。
照らされ始めた雲は、少しずつ霧散していった。
ふと八尾方向へ目を向けるとそちらにも朝焼けの色が。
空を染めていた黄金は徐々に雲へ移る。十数秒目を離すと、全然違う色になる。
雲が空の色に染まりきる頃、太陽が昇り始めた。
まぶしすぎてみていられなかったけど、
冷えた身体にコーヒーを用意して、
しばらく窓辺でひなたぼっこしていた。
出来上がった写真をよくよく見ると、
寒さからか少し震えているし、ピントも甘いしでもったいないことしたなと思う。
けれど、本当に綺麗な朝焼けを見れたことと、
寝起きの寒さが伝わるような写真にはなったと思えば、
まあ僕の写真はこうして見返したときにあの感動が思い出すためのトリガーであるので、いいのだろう。
月に一度くらい。こんな朝が迎えられたらいいな。