ポジティブシンキングは褒められこそすれ、
その思考は駄目だよとけなされることはない。
ネガティブシンキングはまあ駄目だしされるばかりで、
褒められることは無い。
めんどくせえカテゴリ分けだとは思うがね。
ネガティブシンキングを日本語に直すと消極的だとか悲観的だとかになるらしいが、
それは言い過ぎだろうとも思う。
何か物事を起こすときに、100中99は発生しない事を想定し、
例えば一時的によかれと思ってやったほうが丸く収まる場合に、
想定に基づき断固拒否すると、とたんにネガティブだと言われる。
いやさ、100中1が起きたときに、例えば事故が発生したときに、
しょうがないよねと流してくれるならいくらでも丸くおさめていくけれど、
「これが起きる可能性を知っていて許可したんだからお前のせいだろ」
とけっこうな勢いで言われるだろう。当たり前だけどね、間違いなく言われる。
責任もとる。
責任があるから断固拒否するけどわかってもらえないもんだ。
こっちだって想定できるから断固拒否するんだけど、
拒否すればネガティブだし頭が固いし融通が利かないと言われてしまうのだ。
まあどこの業界でも同じで、現場では葛藤と戦っている同士がたくさんいるのだろうな。
「今回だけ。頼むよ」
と
「だって、この前のあの人には許可してたじゃない」
を同時に言う人がいる。
だからおかしくなるんだよ日本が。